DENKI GROOVE THE MOVIE? -THE MUSIC SELECTION-

• アーティスト: 電気グルーヴ
• 出版社/メーカー: KRE
• 発売日: 2015/12/23
• メディア: CD
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昨年は今までの人生で一番映画館で映画を観た年だと思いますが、今年はもっと観たいです。この映画は2015年に最後に観た映画で、二週間の限定上映だったんですが延長が決まったみたい。立川では爆音上映もあるみたいだし、映画館のサウンドで観られるなら一度観ておいたほうがいいですよ。というかサントラがあるのか…聴きます。

　
『モテキ』（←めっちゃトラウマになってる映画で、内容が凄いのは覚えてるけどいまだに二回目観られない）や『バクマン。』（←先のエントリでも書いたけど去年一番面白かった映画）などの監督をつとめた大根仁さんが撮った電気グルーヴのドキュメンタリー映画。電気グルーヴについてそこまで詳しくない自分みたいな人間でもすげーよくわかったし楽しめました。

レコード会社の方や関連するミュージシャン（元メンバーの砂原良徳やスチャダラパー、あとはサカナクションのボーカルなど）のインタビューが途中で挟まれるんだけど、当人である石野卓球とピエール瀧のインタビューはなく、楽屋裏や移動中などの映像で話しているのが映されるだけで、それがかえってふたりの異常性というか、特別感を際立たせていたと思います。行動・言動がぶっとんいるのは百も招致ですが、読売ジャイアンツのユニフォームを着て長嶋監督と間違えたファンにもみくちゃにされている映像は笑い過ぎて辛かった。

活動休止期間が空けてからのふっきれ感は凄くて、特に「大槻ケンヂ原作の映画に主題歌を提供した〜」とナレーションが語った後に『少年ヤング』がかかったときは、スクリーン上にデカい赤文字で「お　ま　た　せ」の文字を幻視しました。

あと、この映画は大学の音楽サークルの先輩と新宿バルト９に観に行ったんですが（まあ僕は大学卒業してしばらくたってますが）、ロビーで待ってる時にひとつ前の回を観ていた観客が出てきて、その中にひときわデカい声で電気グルーヴの映画の感想を話している人たちがいるなあ…と思ったら同じサークルの別の先輩だった、ということがありました。

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

• 作者: アサイ
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 2015/12/25
• メディア: Kindle版
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『ワカコ酒』とかひとりで楽しむ系女子漫画が増えて久しいですが自分としてはこういうのを読みたかったという感じ。『ヤングアニマルWEB』に連載されているWEB漫画なのですが、昨年末のクリスマスに単行本１巻が発売されて以降徐々に話題になっているようです。僕は『ヲタクに恋は難しい。』より断然こっちを推すかんな。

第一話のあらすじが、「映画オタクの女性がDVDで観た『ターミネーター３』の感想をblogにアップしたら、全然わかってない反応をもらって深夜に荒れる」というすげえキている内容。


第一巻でとりあげている映画は他に『バッドボーイズ２バッド』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、ゾンビ映画に『スター・ウォーズ』シリーズなど。「木根さん（主人公の女性・３０代独身）がスタジオジブリの映画を観ていないことが同僚にバレる回」と「クリスマスだけどいつもと変わらず映画のDVDを観てたら結婚というものについて考えることになった回」は次巻に収録ですかね。


学生時代の木根さんが『スター・ウォーズ／エピソード１　ファントム・メナス』を観た時の感想がこちら↓

『フォースの覚醒』については何かコメントしてくれないかな（１巻の単行本描きおろしで、『ターミネーター：新起動』についてはコメントしてたので２巻のおまけに期待してます）。この作者さんの過去作が気になって読んでみたら、女性漫画編集者を主人公にした話で「BTTF」やってて草生えた。

ガールズ＆パンツァー リボンの武者 1<ガールズ＆パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)

• 作者: 野上武志,鈴木貴昭
• 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
• 発売日: 2015/09/19
• メディア: Kindle版
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ガールズ＆パンツァー リボンの武者　2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

• 作者: 野上武志,鈴木貴昭,ガールズ＆パンツァー製作委員会
• 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
• 発売日: 2015/06/23
• メディア: コミック
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ガールズ&パンツァー リボンの武者 (3) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

• 作者: 野上武志,鈴木貴昭,ガールズ&パンツァー製作委員会
• 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
• 発売日: 2015/11/21
• メディア: コミック
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女子高生が戦車同士で試合するアニメ『ガールズ＆パンツァー』のスピンオフ作の中でも異色、というか特出した作品。自分は野上作品はほぼ全部読んでいると思う（別ペンネームでの『鋼鉄の少女たち』や同人誌『蒼海の世紀』なども含め）けど、一番面白いのではないかと思う。

というか野上先生はもともと自作『セーラー服と重戦車』のアイデアだった「女の子が戦車で試合する」というのを、ガルパンにもってかれちゃった形になってるけど、この『リボンの武者』で見事に自分なりのアンサーだしてて、読者としてすっきりしました。

セーラー服と重戦車 1 (チャンピオンREDコミックス)

• 作者: 野上武志
• 出版社/メーカー: 秋田書店
• 発売日: 2007/12/20
• メディア: コミック
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ガルパンとセラ重、両方の作品を鈴木さんが手がけている経緯については、一昨年の三田際での講演イベントで話を聞けたのがよかったです。当該イベントのレポについては下記エントリ参照。
RAW LIKE SUSHI-今年も三田祭にて鈴木貴昭（脚本家）×野上武志（漫画家）の講演会「乗り遅れるな！萌えミリ男子急増中」を観覧して来ました

本作、今んとこ主人公とその相棒が二人で「ムカデさんチーム」（武田信玄の「百足衆」に由来）を組んでいるだけで、チームも軽戦車一台のみの構成なんですが、公式の「戦車道」ではなく、野良試合の「強襲戦車競技（タンカスロン）」なら問題なく各校の猛者と戦えてます。大洗、アンツィオ、プラウダ、サンダース大附属などアニメ本編の登場人物もどんどん出てきて主人公たちと戦いますが、キャラ的に全然負けてない濃さなのが凄い…。こういうの好きよ。


本作主人公のしずか姫。こういう言動の人。

サンダース大附属のアリサと「強襲戦車競技」で戦います。３巻では大洗のあのチームとも対戦。

本作ので出てきたポーランドをモデルにした高校のキャラ。蹂躙された歴史があって大変そう。

ヒップホップ・ドリーム

• 作者: 漢 a.k.a. GAMI
• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2015/06/24
• メディア: 単行本
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毎週面白いですねテレビ番組『フリースタイルダンジョン』…。


キングギドラのZeebraがオーガナイズしている番組で、「チャレンジャー」となるラッパーがフリースタイルラップで「モンスター」（四人の強者ラッパー+ラスボス）たちと戦っていき、見事全員倒せば百万円ゲット、という仕組みはシンプルだけどよくぞここまで面白いTVにしたなあと思わせる企画。


この回は、モンスター側でまさかのQ（ラッパ我リヤ）が参戦して、観てて本当に「ファッ！？」って声出た。


僕の推しはDOTAMA君です。ファッションがB-BOYじゃない感じがいいと思います。もちろん狙ってるんだろうけど、プロモーション面だけでなくバトルにこういう服装で出てくるのはかなり勇気がいるんじゃないか？と思う。それでちゃんとかっこいいし。


紹介した本の話に移すと、この番組のモンスターの一人である「漢 a.k.a. GAMI」の自伝。一言で言うとリアルギャングスタラップを日本でやっていて、なかなか刺激的なエピソードが多かったです。新宿ってこんな治安悪かったのかよ…。リアルハスラー（売人）というか、ストリートビジネスの話とかもかなり過激だったな…。「俺に関する黒い噂が立って信用を失い、ストリートビジネスが上手くいかない時期があった」とかいう「オイオイ」な面もまた良し。あと、フェイクでなくリアルを追求するあまりにディスったラッパーを襲撃する話（「傷害罪の時効が経過したから話すが…」という語りから始まる）とかもあり、とにかく久々に夢中になって読んだノンフィクションでした。どこまで本当か、真に受けちゃ駄目だぜ？みたいなことは本人も書いてるけど。

好きになるその瞬間を。

• アーティスト: HoneyWorks
• 出版社/メーカー: ミュージックレイン
• 発売日: 2015/07/15
• メディア: CD
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「何でリアルタイムの中高生が聴くような音楽を聴いてるのか」（ボカロP界隈ではこのアーティスト以外には特に掘ってないです）という疑問に襲われれることがあるんですが、理屈はともかくそれが個人にとって「繰り返し再生したくなる楽曲」であるなら、その音楽を好きって言えば良いんじゃない？理由なんていらないんじゃない？と思いました。

最初に気に入ったのはコレ↓

仕事の疲れをインスタントに解消したい→ニコニコ動画のプレミアム会員になって、高画質で動画を楽しもう→ＭＭＤ(MikuMIkuDance＝３ＤＣＧムービー作成ソフト）の動画でも観るか→なんか良い曲見つけた　ってなったのがきっかけ。

HoneyWorks、歌詞の内容が基本的に「今度の席替えであいつの隣になったらいいな」「ペットボトルを渡したら間接キスになるのでは？」「上級生だと思わなくてタメ語で怒っちゃったよ最悪〜〜」といったジャスト中高生の話題なので、アラサーが出勤前／出勤後に聴くのは色々やべーなあ、とは思うんですが、この年齡になって若い人が聴く音楽を普通に好きになれるなら、それは素敵なことなんじゃないかと思いました。

確かコレ↓の原作曲を書いてる人たちですね、

『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』オリジナルサウンドトラック Reflection of youthful music

• アーティスト: 松田彬人,TRUE,唐沢美帆
• 出版社/メーカー: ランティス
• 発売日: 2016/04/27
• メディア: CD
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ゴールデンウィークは台湾と大阪へ旅行に行ったり、クラブ行ったり例大祭行ったりと充実した遊び週間だったのですが。うち一日は映画を２本ハシゴする日にあてました。先に観た『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』も満足のいく作品だったけど、それよりも強く印象に残ったのは後に観たこっちの映画でした。

昨年放映された京都アニメーションの１クールアニメを総集編にした映画。いや〜やっぱり面白いですね、『響け！ユーフォニアム』。

あらすじはそれまでヌルくやってた高校の吹奏楽部が、突如赴任してきた鬼顧問の口車に上手くノセられて、全国大会出場を目指して猛練習するというもの。主人公にものすごい楽器の才能があるわけでもないし、劇的にドラマチックな展開があるわけでもないんだけど、ある意味その「話のスケールの小ささ」がひしひしと身にしみる作品だと思う。

主人公♀と幼馴染♂と友人♀の三角関係は、一方が告白して振られるだけの小規模な人間関係の話で終わるし。才女・高坂麗奈さんはぶっとんだ性格…にみえるけど十代ならあの程度の「人とは違う自分でありたい」みたいな考え方はありがちなんじゃないかと思う。デカリボン先輩（吉川優子さん）は高校二年とは思えない精神年齢の低さで愚かな行動に出るけど、まあ高校生ならそういう子もいるかな〜〜〜、という感じ。

けどまあそういう人間関係の諸問題とか、「全国大会を目指す」という目の前にある課題とか、自分自身の才能に対する歯がゆさとか、そういうのってどんなにスケールが小さくても当人にとってはこれ以上なく重要な問題なんだ、ということが重苦しいほど伝わってくる映画でした。正直、ある程度歳をいってはじめてわかる若さゆえの』過ちみたいなものもあるのでは。

シン・ゴジラ音楽集

• アーティスト: 鷺巣詩郎
• 出版社/メーカー: キングレコード
• 発売日: 2016/07/30
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製作発表以来なんか不安しかなかったんですが、実際に公開３日目に劇場に観に行ったら手放しで絶賛せざるを得ない作品でした。よかった…本当によかった…。初見じゃ気付けない諸々を確認するためにもう２回くらいは観に行きたい。

以下、個人的に思ったところ。

ゴジラ映画の最終到達点

自分にとってゴジラといえば平成VSシリーズ（『ゴジラ（１９８４年版)』〜『ゴジラＶＳデストロイア』まで）であって、他の例えば昭和シリーズに思い入れがある方とか、ウルトラマン等も含めた特撮ファンの方とはゴジラへの思い入れもまた違ってくると思います。けど「『シン・ゴジラ』があればそれまでのゴジラ映画ってもう観なくていいんじゃないの…？」と思うくらい、本作では「怪獣が襲ってきたときの対処」を描き切っていたと思う。いや確かにこれまでのゴジラあってこそのシンだし、他の怪獣との対決とかも今回はないんだけど、少なくとも「ゴジラが出てきてそれに人類（多くの場合日本政府）が対処する」というプロットではこれ以上のものは作れないと思う。

官僚主義の勝利

世の中を動かしているのは書類と判子である、という官僚主義の映画だったな〜〜〜というのを観てから一日くらいずっと考えてました。といってもシステムがあるからこそゴジラ襲来という未曾有の事態にも対処できました！という話ではなく、とても事前に想定できないような事態が起こった場合、既存のシステムの範囲内でどうやって対処するのか、ということに頭をひねり続ける話だった。足場が崩壊していて破滅へのタイムリミットも迫っている状況で、「ゴジラを行動不能にする」という巨大プロジェクトを遂行するというめっちゃ手に汗握る話。「官僚組織の無責任体制」「無能な政治家」みたいな安易な図式を全然持ち出さなかったのも良かったです。

庵野秀明作品として

やっと庵野監督が実写で結果出してくれた、しかもめちゃくちゃ面白い作品を魅せてくれたという点もエヴァのファンとしては嬉しい。でも、「この世界のルールは簡単に変えられないので、既存の枠組み（法や組織・国内外の力関係）の中で何とかするしかない」とい本作と、「この世界のルールは庵野野督の匙加減でなんとでもなる（槍を刺せば世界が元に戻るみたいな謎ルール）ので、世界情勢の描写とかそういうのはお話が面白くなれば二の次」だった『エヴァＱ』は、真逆な作品だなあ…とは思いました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: キングレコード
• 発売日: 2013/04/24
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BABYMETAL(通常盤)

• アーティスト: BABYMETAL
• 出版社/メーカー: トイズファクトリー
• 発売日: 2014/02/26
• メディア: CD
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METAL RESISTANCE(通常盤)

• アーティスト: BABYMETAL
• 出版社/メーカー: トイズファクトリー
• 発売日: 2016/04/01
• メディア: CD
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え〜〜〜〜〜今年の夏はロックインジャパンフェスティバルとライジングサンロックフェスティバルに行ってきました。今週末にはサマーソニックに行きます。毎年観ることにしてるバンド、ずっと好きだったけど初めて観るバンド、久々に観るバンドなど色々ありましたが、ＣＤでしか聴いてなくて初めてパフォーマンスを生で観て圧倒されたのがロッキンとライジングで観たBABYMETALでした。何か毎回、こーいうの流行ってしばらく経ってからハマるんですよね僕…でんぱ組のときもそうだったけど。


1stアルバムの一曲目で、ライブでも大体一曲目の『BABYMETAL DEATTH』が流れた瞬間、クソ暑いひたちなかの公園が一気に楽園になった。


曲で一番好きなのは2ndアルバムの一曲目『Road of Resistance』かも。


これは2nd収録『KARATE』のPVですけどめちゃくちゃかっこいいですね。

ライブではバンドの爆音を肌で感じられるし、コール＆レスポンスやシンガロングも楽しめるのでBABYMETALは一度生で観ておいて損がないと思いました…。去年からフェスにマキシマム・ザ・ホルモンがいないのが寂しかったんだけど、ベビメタの存在がすごく強いものになってきた。

僕です。２０１６年もあっという間でした。特に最後の二ヶ月は遊ぶ暇が全然ないほど仕事が忙しかったので、色々と整理する暇もないまま２０１７年に突入してしまった…。そして今も仕事については同じ感じなので、色々厳しいですが今年も遊びたいです。

振り返りの意味もこめて、１６年に発表／発売された作品／モノの中で、個人的に最高だと思ったものベスト１０形式で紹介します。ちなみの１５年のベスト１０はこんな感じ↓

１０位　長井龍雪・監督『心が叫びたがってるんだ。』
９位　MAN WITH A MISSION『5 Years 5 Wolves 5 Souls』
８位 DJ WILDPARTY『MOGRA MIX』
７位　川崎市民ミュージアム『江口寿史展　KING OF POP』
６位　TAGRO『変ゼミ』
５位　水島努・監督『劇場版　ガールズ＆パンツァー』
４位　ゆうきゆう『マンガでわかる肉体改造　糖質制限編』
３位　福満しげゆき『うちの妻ってどうでしょう？』
２位　大根仁・監督『バクマン。』
１位　小島秀夫・監督『METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN』

昨年は部屋にこもってるよりかは、人と遊んだり旅行に行ったりしてる時が多かった気がします。台湾・姫路・大阪・札幌・宮古島・広島に行った。今年も色々行きたい。

１０位　長井龍雪・監督『機動戦士ガンダム　鉄血のオルフェンズ』
自分は「ガンダムSEEDから入って、そのあと宇宙世紀ガンダムを一通り勉強し、結論としてはガンダムUCが究極にして至高」という考えのガンダムオタクなんだけど、現時点で『鉄血のオルフェンズ』、宇宙世紀以外のガンダムではぶっちぎりで一番面白いでしょ…。モビルスーツがかっこいいとか戦闘が派手とかそういう方向の面白さではないんだけど、三日月とオルガのふたりがどんな結末を迎えるのか気になって仕方がない。『あの花』の監督と脚本家を揃えて、ガンダムでヤクザ映画をやってみるとこんなに面白くなるとは思わなかった。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
• 発売日: 2017/02/24
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９位　津田尚克・監督『ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない』
自分JOJOは４部が一番好きなんですよね…。最近のゲーム（『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』）とは億泰以外の声優を変えてきたけど、どのキャラもうまくハマってたと思う。特に仗助は、漫画で読んでたときはそれほど好きなキャラではなかったんだけど、いざアニメ版を観終わってみたら全JOJO主人公のなかで一番好きなJOJOになってた。声優の演技の効果が大きいと思う…ヤンキーの見た目して頭回るんだよなあ〜。吉良吉影との最終決戦は、読んで結末を知ってたのにめっちゃ興奮した。承太郎がスタープラチナで時を止めて、聞こえないのに康一くんに話しかけるシーンがすんごい好き。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない Vol.8<初回仕様版>Blu-ray

• 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
• 発売日: 2017/01/25
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８位　Canon『Powershot G9X』
今年何度も旅行やフェスに行ったときに重宝したキャノンのコンデジ（２０１５年発売）。デジタル一眼レフを持って移動するのは、模型のイベントみたいな撮影が主目的でない限りやはり大変だし、ショルダーバッグに入れられるサイズのカメラがあるのは強い。撮影した写真をWi-Fiでスマホに転送して、即SNSにアップできる機能は今時珍しくもないけど、このモデルはディスプレイがタッチパネルになってて、指で対象をタッチしてピントを合わせられるのが便利すぎる。唯一物足りないのは光学ズームが三倍までということ。望遠で撮りたかったりや、モノ（ガンプラとか）に接近させて撮る時はデジイチにそれ用のレンズを換装するのがいいけど、普通の旅行であれば本機で十分だと思う。スマホでの撮影と比べると、被写体が動いたり、場所が屋外や暗い屋内だったりと撮影環境が厳しくなるほど、撮れる写真に如実に差が出てきます。

Canon デジタルカメラ PowerShot G9 X(ブラック) 光学3.0倍ズーム 1.0型センサー PSG9X(BK)

• 出版社/メーカー: キヤノン
• 発売日: 2015/10/22
• メディア: Camera
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７位　甘詰留太『ナナとカオル』
SMを題材にした甘詰先生の長期連載、終わってしまった…。本編より少し先の時間軸での物語を描いた『ナナとカオル　ブラックレーベル』も完結してしまったので、本編もそろそろ畳むのかと思ってたけど、あっさり終わってしまった。別雑誌で連載してた、９０年代の大学生オタクの生態を描いた『いちきゅーきゅーぺけ』も３巻で完結してしまった（これは本当に物足りなかった。連載が続けばもっと面白くなってたはず）。『ナナとカオル』は、「エロ漫画出身の作家が、自身の作家性を活かした題材で、一般誌での面白い長編エロコメを描く」という金字塔を成し遂げた作品だと自分では思ってます

ナナとカオル 18 (ヤングアニマルコミックス)

• 作者: 甘詰留太
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 2016/10/28
• メディア: コミック
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６位　原作・森高夕次　漫画・アダチケイジ『グラゼニ　東京ドーム編』
自分はクソニワカやきうのお兄ちゃんなので、本作はすごい野球の勉強になりました（呆れられそう）。

グラゼニ~東京ドーム編~(9) (モーニング KC)

• 作者: アダチケイジ,森高夕次
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2016/11/22
• メディア: コミック
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５位　アサイ『木根さんの一人でキネマ』
今年一番おもしろかったウェブ漫画。独りで映画を観るのが大好きなアラサー女性（特に好きなジャンルはゾンビ映画）が主人公の漫画。一話完結で毎回スポットが当たる映画が変わるんだけど、今月発売の単行本３巻に収録されてるのだと、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』と『新世紀エヴァンゲリオン』の回が最高だった。多分作者も好きだろうから、タランティーノの『パルプ・フィクション』とかもやってくんないかな…。あと、こんだけ面白いんだからもっと流行って、無理だと思うけどアニメ化とかしてくんねーかな。木根さんのCV:沢城みゆきで。

木根さんの1人でキネマ 2 (ヤングアニマルコミックス)

• 作者: アサイ
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 2016/06/29
• メディア: コミック
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４位　BABYMETAL『METAL RESISTANCE』
今年一番聴いたアルバム。１曲目『Road of Resistance』から２曲目『KARATE』の流れは本当に美しいので、ジムでランニングする時のBGMとしても重宝する。今年の夏にフェスで二回（ロックインジャパンとライジングサン）もステージを観られたのはいい思い出だけど、できれば紅白でも観たかった。自分がアイドルで曲をめちゃくちゃ聴きこんだのって、BABYMETALとでんぱ組くらいのもんなんだよな…。

METAL RESISTANCE -来日記念限定盤-

• アーティスト: BABYMETAL
• 出版社/メーカー: トイズファクトリー
• 発売日: 2016/09/14
• メディア: CD
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３位　石田敦子『球場ラヴァーズ　３−２（フルカウント）』
「カープ女子」のオリジンである漫画が今年完結しました。カープファンがいかに苦しい状況でカープを応援し続けてきたか、それと前田（智）と黒田がいかに偉大かということを全力で説明してくる熱い「野球観戦漫画」。９月、カープがリーグ優勝した翌日の日曜日に、電子書籍でシリーズ全巻揃えて読み直して泣いた。ありがとう広島東洋カープ。その後の日本シリーズではホームのマツダスタジアムで２連勝したあと敵地札幌ドームで３連敗し、その勢いでホームに戻っても同点で迎えた８回表に６点取られて負けたのも良い思い出です。今年こそ日本一獲ろうな。

球場ラヴァーズ3―2(フルカウント) (コミック(YKコミックス))

• 作者: 石田敦子
• 出版社/メーカー: 少年画報社
• 発売日: 2016/03/30
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２位　山田尚子・監督『聲の形』
今年、『君の名は。』とかもあったしアニメ映画の中ではあんまり語られてない気がするけど、もんの凄い熱量のアニメ映画である本作のほうが自分は好きです。原作漫画の７巻分を２時間半にまとめているので、説明が不足している部分もあるにはある。かつて障害者の女の子をいじめたことがきっかけで人生踏み外した主人公が、美人に成長したその子と恋に落ちるという展開がご都合主義的といえばその通り。けど自分にとってはここまで息を呑んで展開を見守った映画は久しぶりだし、京都アニメーションの全力全開をみられたのでよかったです。

映画 聲の形 メイキングブック

• 出版社/メーカー: 京都アニメーション
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１位　庵野秀明・総監督『シン・ゴジラ』
ワールドシリーズ優勝クラスの圧倒的映画体験。観る前は不安だったけど蓋を開けてみたらこんなに凄いモノになってるとは…。観た後に「あのシーンのアレはどういう意味だったんだろう？自分はこう思う」と誰かと語りたくてしょうがなくなってしまうところはエヴァと一緒。秋にラフォーレ原宿で開催されたスタジオカラー展で上映された短編映画『おおきなかぶ』を観て、結局今後のエヴァの行く末も庵野監督の「お気持ち」次第なので、穏やかな気持で『シン・エヴァ』を作って頂きたいと思いました。

シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組

• 出版社/メーカー: 東宝
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お久しぶりです、僕です。仕事・家事・趣味などであっという間に月日が流れていく中、感想や写真をTwitterにフローとして流すのも楽しいですが、ブログにストックさせておくのも重要だなと最近また思い始めました。というか大学生の頃とか毎日書いてたんだから、本来自分はそういうの大好きなはずなんだよな。

直近でいうと香港・マカオ旅行とか『Fate/Grand Order』とか『ラ・ラ・ランド』とか『ゴースト・イン・ザ・シェル』とか色々あるんですが、とりあえずＧＷ中に行った『VIVA LA ROCK 2017』の感想をちょこっと書きます。

夏にあるフジロック・サマソニ・ライジング・ロッキンみたいな大規模なフェスに比べるとあまり知られていない（そもそも今年で四回目なのでまだ全然若い）のですが、会場はさいたま新都心駅から徒歩数分のさいたまスーパーアリーナと、アクセスは抜群で悪天候に悩まされることもない日帰り可能な都市型フェス。年末のカウントダウンジャパンから夏まで空白があるのは寂しい…という自分みたいな人間にはかなり助かる。

さいたま新都心駅に降り立たったら見える看板。この日は（屋内だから関係ないと言えばそうなんだけど）晴天で気持ちよかった。

フェスでは毎回、櫻井誠（Dragon Ashのドラム）がやっている「桜井食堂」で食べることにしている。

今回は麻婆豆腐飯。
桜井食堂は、メシが美味いんだからもうちょっと商品（現物）のビジュアルに気をつかったほうがいいと思う…。そうすればもっと美味く食えると思う。去年のロッキンで食べた汁なし担々麺も美味かったな。なお、今回のフードエリアは会場（スーパーアリーナ）の屋外にあり、生ビールの値段が１００円安いです。

二日目のみの参加なので、ライブを観たバンドは

・水曜日のカンパネラ
・SPECIAL OTHERS
・東京スカパラダイスオーケストラ
・VIVA LA J-ROCK ANTHEM
・Suchmos
・ストレイテナー
・サカナクション
・UNISON SQUARE GARDEN

個人的な優勝はトリのユニゾン。ステージ一時間くらいある間、３，４回しか演奏の手を休めなかったの超すげー…（曲と曲の間に継ぎ目を作らないスタイル）。ボーカルの人が、

「きょうライブを観て良いと思うバンドがあったら、明日からそのバンドの音源をしっかり聴いてください。
　あと、ぜひそのバンドのワンマンライブに行ってみてください」

と、超大事なことをＭＣで言っていた。最後の『シュガーソングとビターステップ』で踊りまくって完全燃焼で終了。


なお、会場内では登場するバンドの私物（楽器など）のチャリティオークションもやっていました。

年二回（春と秋）に秋葉原UDXで開かれている模型展示イベント「メガホビEXPO」でフィギュアの写真撮ってきました。このイベント、数年前から毎回参加してるんだけど、昨年秋のやつは休日出勤と重なって行けなかった…。他にも各種イベント・ライブ・旅行などで撮ってた写真が溜まってるので、時系列は前後しますがアップして行こうと思います。















この上２つの森雪（ヤマト２１９９）、凄く良いな…




エロ過ぎる。






















最速エロマンガ先生。

【Amazon.co.jp限定】MAJESTIC(初回完全限定盤)(CD+DVD)(Dragon Ashオリジナルネックストラップ 青×赤 &MAJESTIC オリジナルB2ポスター付)

• アーティスト: Dragon Ash
• 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
• 発売日: 2017/05/31
• メディア: CD
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リリースされる度に新作アルバムを聴いて、ワンマンライブや出演するフェスにもよく参加して、最初に好きになった時からずっと聴き続けているという意味で言うと、自分が一番好きなバンドはDragon Ashなんだと思う。そんな彼らの３年４ヶ月ぶり通算１１枚目のフルアルバムが発売されました。今年で結成２０周年のメモリアルイヤ―です。

初回限定豪華版を予約したので、２０周年アニバーサリーライブ（＠六本木シアターＥＸ）の一部とアルバム収録シングルのＭＶが収録されたＤＶＤと、ネックストラップにポスターも同梱されていた。



会社で社員証をぶらさげるためのストラップをコレに換えるかどうかはまだ迷っている。



ポスターは貼りました（自分はもともと、こういう限定版ＣＤを買ったりとかポスターを部屋に貼ったりとかは滅多にしないです。今回はそれほど自分の中でのＤＡ熱が高まっていた）

新作アルバムリリースの一週間後から始まるツアーの初日が昨日、６月８日（木）。半休を使って午後イチで退社した後、自宅で仮眠をとってからりんかい線で東京テレポート駅に向かった。会場であるZepp Divercityはダイバーシティ東京プラザの真横なので、ライブ前に軽くダイバーシティ内と周辺を観て回った。というのも、等身大ガンダムが撤去されてからここに来るのは初めてなのだ。



以前ガンダムフロントトウキョーがあった７Ｆはやはり改装中だった（建物外の地上１Ｆには、ガンダムカフェやグッズショップがまだある）。この秋？のユニコーンガンダム建立を楽しみに待とう。割とマジで楽しみにしていて除幕イベントとかあるなら行って観たいと思っている。



ライブ開場前の様子。
客層は、「中年とまではいかないが、若者というわけでもない、若々しいアラサー」がほとんどでした。

某所から拾ってきたセットリスト。

Majestic
Stardust
Mix it Up
Pulse(THE MAD CAPSULE MARKETS）
光りの街
Ode to Joy
Singin' in the rain
Morrow
Circle
Headbang
Faceless
The Live
Beside you
静かな日々の階段を
Jump
百合の咲く場所で
Fantasista
A Hundred Emotions
【アンコール】
運命共同体
For divers area
Lily

全２１曲のうち、過去の曲が８曲、マッドカプセルマーケッツのカバーが１曲、残り１２曲がニューアルバムからの曲という構成。アルバムの名前を冠したツアーだし、バンドのキャリがが長くなって名曲・人気曲・定番曲が増えすぎたこともあって、「あの曲やこの曲も聴きたかったんだけどやってくれなかった…」という思いも結構ある。２月のアニバーサリーライブに行けた人が羨ましい。

２０周年目はシングルを出し、アルバムを出し、年明けの横浜アリーナ最終公演まで突っ走る、というスケジュールで固まっているのかしら。ベストアルバムはもう２枚出しているので（１０周年と１５周年）しばらくは結構なんだけど、昔の曲の再録アルバムとか、是非やって欲しいですね…。そしたらKenKenはRIZEのほうでもツアーと武道館公演があるから大変すぎるか…。

徒然チルドレン（８） (週刊少年マガジンコミックス)

• 作者: 若林稔弥
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2017/06/16
• メディア: Kindle版
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いま一番楽しく読んでる漫画。作者のＨＰで公開されてるＷＥＢ漫画→別冊少年マガジンでの月刊連載→週刊少年マガジンでの週刊連載→７月からＴＶアニメ化という経緯を辿っていて、初期からの読者としては「売れる前から知ってた」のをアピールしたい気持ちで満々です。

内容はオムニバス形式の４コマ漫画で、毎回違う男女にスポットが当たって、HoneyWorks的なというか、『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』的な高校生カップルの健全な恋愛とかそれに至るまでのすれ違いを描いています。この歳になって何でこんな題材の漫画にはまってるんだ俺は…。

脇役が凄くいい味だしてて、『まんが道』のメガネみたいなヤツがいたり、自宅で練習してるラッパー志望のヤツがいたり、そういうのにスポットが当たる回がたまにあるのが最高…。まあそういつらにもお相手の女子がいるんだけど。今週のマガジンではセンターカラーと同時にメインキャラクターの声優発表と、本誌でもかなりの晴れ舞台になる週だったんですが、本編が「ラッパーが近所の公演でやるサイファーに参加しようか迷う回」というキワモノ回ですげー笑いました。

MONSTER VISION

• アーティスト: Dungeon Monsters
• 出版社/メーカー: GRAND MASTER INC.
• 発売日: 2017/06/07
• メディア: MP3 ダウンロード
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しばらく『フリースタイルダンジョン』を観てなかったんだけど、クソかっこいい曲がドロップされたんで再燃してしまった…。般若、R-指定、DOTAMA、CHICO CARLITO、T-Pablow、漢　a.k.a. GAMI、サイプレス上野によるマイクリレー。

R-指定のパートもイカすけど般若のとこが一番強くてすげえ〜〜〜ってなる。

ところで、猫も杓子もラップな２０１６〜２０１７年の日本ですが、おじさんなので今回の曲を聴いて１７年前のコレ思い出しちゃったよ…

TMC Graffiti

• アーティスト: TMC ALLSTARS,ジェームス・スタンリー・カーター,BOTS
• 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
• 発売日: 2000/07/26
• メディア: CD
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こちらはkj(Dragon Ash）、RYO-Z・PES・SU・ILMARI(RIP SLYME）、SHUN・SHIGEO(スケボーキング）、山田マン・Q（ラッパ我リヤ）、HAYASHI(PENPALS)、U-RI・JUNN(Missile Girl Scoot)によるマイクリレー。

なんというか。現在の日本語ラップムーブメントとは「断　絶」を感じて辛いんですが（ラッパ我リヤのQはフリースタイルダンジョンに参戦してたけど）、この辺も再起動しないかな〜特にスケボーキング。無いか。というかこの辺は、俺はすごい好きなんだけどこの話で誰かと盛り上がったことないってくらい誰も興味ないんだよな…。

いま検索したらこんなのもあった。

今年も行ってきましたリアニメーション。現在も続いているアニソンDJイベントとしては国内最大級じゃないか？今回もクラウドファンディングで資金を募っていて、目標としていた一千万円には届かなかったものの、チケット価格はかなり抑えられたんじゃないかと思う。







会場内はこんな感じ、いままで中野サンプラザ前、新宿コマ劇場前みたいな繁華街のど真ん中でやってたのが、今回はお台場の潮風公園なので一気にフェス感というか「夏が始まる」という気分になる。屋台のメシも美味かったです（小樽豚丼を食べました）。







毎回色々な企業・団体とタイアップしているんだけど何故か自衛隊の地方協力本部がブースを出してて、７３式小型トラックと小型オートバイを展示してました。





後ろからも。







その他良かった写真。

個人的なエピソードを話すと、初の二日間に渡っての開催ということと、事前にクラウドファンディングに出資してチケットがあることもあり、当初は両日とも行く予定でした。その後一日目と同日に開催されるハーフマラソンの大会に参加したくなってしまい、最悪走ったあと踊りにいけるか、という目論見でいましたが、それは全然無理でした。むしろ二日目も足を動かすのが結構辛かったので、踊るのキツかった…。自分がこうしたいという選択だったので仕方ないけど、一日目のDJ水島精二監督と The LASTTRAKは観ておきたかったな。

そういえば主要なフェスにはあらかた行ったけどフジロックにはまだ行ったことなかったな〜ということでフジロックに行ってきました。山中で行われるアウトドアなフェスということはわかっていたので、事前にネット等で調べて必要な装備を買い足していった結果、チケット＋交通費よりも新規に調達した装備代のほうが全然高くなってしまった。まあ自分の中で最近、キャンプや登山やトレッキングといったアウトドアな趣味への興味は高まっているのでそちらにも流用していきたい。


自分が行った二日目は一日中天候が悪く、越後湯沢駅に着いてシャトルバスを待っているときからずっとポンチョに頼り続けることになりました。フジは「毎年が雨が降る」と言われているとはいえ、参加している間ずっと曇天で快晴な時が一度もないというのは、運が悪いほうかな…







写真ももっと撮れればよかった。防水コンデジ欲しい。

ライブアクトで良かったのは何と言ってもホワイトステージの小沢健二。時間帯的にはコーネリアスやエイフェックスツインと前後し、移動の際の混雑を考えるとこれらのうち２つ以上を観るのは不可能だったのでは？自分はコーネリアスを確認したあと早々にグリーンステージを離脱し、朝の横須賀線なみの混雑で押し潰されそうになりながら、何とかホワイトステージに入っていった瞬間に『今夜はブギー・バック』が流れてきて優勝してしまった。









セットリストには新曲も含まれていましたが、半分以上はアルバム『LIFE』からの選曲でした。

LIFE

• アーティスト: 小沢健二,スチャダラパー,服部隆之
• 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
• 発売日: 1994/08/31
• メディア: CD
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自分も含め、リアルタイムでオザケンを聴いていた世代ではないけど、音楽掘っていったらオザケンに出逢って、特にこのアルバムの圧倒的な才能に打ちのめされたって人凄い多いと思うので、そんな人たちがあの日のホワイトステージでシンガロングしてたと思うと本当に感動する。懐かしいとか大御所とかそういう枠じゃないんだよ。

なお、オザケン終了時点でフィールドオブヘブンへの移動は不可能な状態（入場規制）になっていたので、くるりの二時間セットは観られませんでした。

打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？ (角川文庫)

• 作者: 大根仁
• 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
• 発売日: 2017/06/17
• メディア: Kindle版
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きょう観てきました。

夏季休暇期間中は北海道に行ってライジングサンに参加したり、初めて自主的に登山をしたり、神奈川に戻ってからはサマーソニックに参加したりと色々あって、その時のことも写真を交えて書きたいんだけど、とりあえず先に本作について。

原作は岩井俊二の出世作で、プロデューサーは川村元気、脚本は大根仁、総監督は新房昭之で制作スタジオはシャフト、くわえてキャラデザは渡辺明夫 a.k.a ぽよよんろっくという侍ＪＡＰＡＮみたいな編成で、夏の国民的ヒット作になり得る映画をつくってみました、という話らしい。

ＰＶを観た段階では、ぽよよんろっく先生の描くスクール水着が全国のお茶の間に宣伝されるというロックな事態をうけて、外人四コマみたいにガッツポーズしてしまいました。

ぽよよん・ろっくキャラクターズ

• 作者: ぽよよん・ろっく
• 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
• 発売日: 2014/12/11
• メディア: 大型本
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シャフトのお家芸だった歪曲空間演出を徹底的に排除した、リアリティに寄せた映像はめちゃくちゃ綺麗。２０年以上前の実写映画をアニメでリメイクしたと考えると非常に満足できる。

ストーリー（特にオチ）については良くも悪くもなかったです。タイムリープものにしてはやたらストレスフリーな展開で、オチもあれでいいんじゃない？という感じ。

キャラクターについては年相応に本能で動いているため、これは少年の心を失ってしまったオッサンには良いか悪いか判断しかねる。主人公はあの年齡の男だからあれくらい馬鹿でも自然だし、ヒロインはあの年齡の女だからあれくらいクソでも自然なんじゃないの…

あえて比較する必要があるのかどうかというのは一旦おいておくと、これだったら去年の『君の名は。』のほうが、上映後に話すことがいっぱいあった気がします。「あのシーンは綺麗だった」「あそこでグっときた」「あれは流石にないんじゃないか」「あれは監督の発想がキモい」みたいにいくらでもゴチャゴチャ語るところがあるもんな。

君の名は。

• 発売日: 2017/07/26
• メディア: Amazonビデオ
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本作は映画終わったあと「映像綺麗だったねー」「なんか懐かしい感じだったねー」で終わりそう…。

夏が終わる。

もう二週間前の話になりますが今年もライジングサンロックフェスティバルに行ってきますた。親戚の家が会場からタクシーで数十分のところにあるので、遠征民なのに札幌・麻生駅からのシャトルバスを使う必要がないというアドな条件下。まだ全然先のことなんてわからないけど来年も行ってるかもしれない。というか、会場で参加者の会話聞いてて思ったけど、他県から来る人よりは圧倒的に地元民（中高生とか含む）の比率のほうが高いんじゃないか（フジロックやサマソニみたいに外タレがくるわけでもないし、考えてみればそりゃそうか）。





豪雨レイプ！田んぼと化した会場。　二日目に行ってみたらこんな感じでした。フジロックの二日目もこんな感じだったしオイオイオイ雨男かよと思った。一応、札幌で登山するという目的もあったのでモンベルのトレッキングシューズ（ミドルカットのやつ）とアウトドアプロダクツのレインコートを持っていたのが幸いだった。でもみんな結構長靴はいてたな…。特に足場が悪くなってるとこでは埋まった足を片足ずつ引っこ抜きながら歩かなきゃならなかったので、トレッキングシューズだと浸水することこそないけれど、体力をかなり奪われた。というか雨のなか行っても不便だし疲れるしで色々辛いんだよな…。このために北海道来たんだから行くしかないんだけどさ。

出発前にばーちゃんの家で、プリンセス・プリンセスのボーカル・岸谷香さんがＴＶに出演していたのをたまたま観ていたんだけど、ちょうど会場入りする午後２時ごろ演奏しているミュージシャンに岸谷さんがいたので、def garageというテントに観に行くことにした。そしたら開幕一番『世界でいちばん熱い夏』のピアノ弾き語り（Hold me tight,darling…ってやつ）が始まって…瞬間的に「最高の夏」が到来した。













会場内で撮った良いイキフンの写真。PROVO AREAは毎年ハッピーな空間が展開されてるのでオススメです。確か去年は、ゴジラのライブドローイングやってるおっさんがいたんだよな。





夜になるとこんな感じです。河かな？　ライジングで夜通しライブをみたのは始めてだったんだけど、ライブを観てない間は寒いし結構厳しいものがあるね。ウインドブレーカーの上にレインコート装備してたからまだ良かった。足湯ゾーンにも行ったんだけど、もともとそんなに広くない上に大勢の人が使った後だと濁りきってて微妙な感じになってた。これも、何年か前に晴れてて明るいうちに行ったときはかなり良かったんだけどな。

いくつか観たライブのうち、この日に観られて本当に良かったな〜と思ったのは、RIZEでした。中学の頃からずっと好きだったけど、ステージを観るのは始めてだった。ボーカルのJesseは

「腐った街東京からやって来ましたRIZEと申しますよろしくお願いします」

とか

「北海道の神様、人間のRIZEです」

みたいなクソヤベーＭＣをガンガン繰り出すし、スペシャルゲストとしてJesseの父親のChar、kenken&金子ノブアキの母親の金子マリをステージに上げるし…RIZEとChar、金子マリの親子共演は初めてって言っててマジかよと思ってたら、下の記事読むと本当にそうだったっぽい。だとしたらすげー貴重な瞬間に立ち会えてめちゃくちゃ嬉しいんだけど…

rockin’on.com-RIZE、Char＆金子マリと夢の親子初共演。JESSEが親への感謝をラップで披露

Jesseが家族への想いをラップしたのも凄く良かったよ…「嫌なこととか色々あったけど、いまこの瞬間ステージで親父と共演できてるから音楽やっててよかった」「いつか、親父と娘と一緒に一家三代でステージに立ちたい」みたいな内容で（大体の記憶です）。というか、バンドのボーカルがラップできると、音楽に乗せていろいろ状況説明できるからめっちゃ便利だな。



二年前のロックインジャパンフェスぶりに、マキシマムザホルモンのステージを観られたのも最高だった。一緒に行った従兄弟が大ファンなんだけどまだライブ観たことないって言ってたから、今回観せられたことも良かった。

あとは、二日目のオールナイト明けに朝日が昇る（ライジングサン）のを観られたら良かったんだけど、曇ってて全然無理でした。またリベンジしたいところです。天気は完全に運任せだけどな！

ドラマのシーズン１（３０分×１０話）、シーズン２（同）、映画２本（『HiGH & LOW/THE MOVIE』と『HiGH & LOW/THE RED RAIN』までを二週間で一気観した後、公開中の映画『HiGH & LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』にたどり着いた。自分が実写ドラマ（特に邦画）にハマることなんて全然なかったので我ながら驚いている。きっかけは↓のまとめを読んだこと。

俺たちオタクもそろそろEXILEへの食わず嫌いを捨ててHiGH & LOWと向き合う時が来た

俺は最初、この作品をエグザイルがバカとガキを騙して小銭を稼ごうとして作った作品だと思っていたが・・・それは完全な間違いであり、真にバカなのは俺自身だった。

そもそも奴らエグザイルは片手間で作った軟弱な作品で小銭を稼ごうと思ったらいくらでも小銭を稼げる立場に既にいる。こんなアホみたいに大規模な総合エンタメ作品をわざわざ作る必要はまったくないのだ。

この作品はむしろ、奴らが稼いだ金を凄まじい勢いで突っ込んでいる作品だ。何故か？それはよくわからない。多分エグザイルの偉い人が強く頭を打ったとか何かだと思うが・・・ともかく、HiGH & LOWは出来てしまった。

あと、映画の話で気が合うことが多いトーニャハーディングさんもハイローにはまってるのをツイッターで見かけていて、「エグザイル」「実写」「ＴＶドラマ」という（自分にとっての）ハードルを乗り越えてでも観る価値があるかもしれないと思い、とりあえずhuluでドラマの１話から順番に観始めた。

結論からいうと尻上がりに面白くなっていって、気づけばドハマりしていた…。序盤は確かにドラマ面でかったるい部分があるかもしれない。冒頭から各勢力（S.W.O.R.D地区の５勢力＋雨宮兄弟＋ムゲン）についての説明から入るので、「こいつらの名前全部覚えて、意識しながら観ていかなきゃならないのは大河ドラマなみに大変だな…」という気分にもなる。でも初めからグループ名を頭に叩きこんで、かつネタバレなしで順番に観ていったほうが絶対に面白い。雨宮兄弟なんてドラマのシーズン１ではほんとにちょっとしか出てこないけど、今となっては序盤にちょっと顔出しした時のヤバさが理解できる。

ハイロー、観る前は勝手に「高橋ヒロシの漫画×『マッドマックス』みたいな感じかな？」と思ってたんだけど、途中からこれはむしろ『ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ』だなと思った。主人公たちは基本商店街を拠点にブラブラしてるプーか実家手伝いのヤンキーなんだけど、彼らと並存する敵対グループは、ヤンキー漫画に出てくようなケンカしかしてない不良高校（五留して一流というギャグ漫画みたいな設定）だったり、ナイトクラブを経営するスカウト集団（全員白装束）だったり、ハンターハンターの流星街みたいなスラム街（ハイロー世界の日本にはそういうのがある）を守っている浮浪者の自警団だったり、それぞれが全く別の漫画から飛び出してたような設定の集団なのである。

この、「自分たちが面白い・カッコイイと思ったものを強引にまとめて一つの世界観をでっち上げる」という荒唐無稽さは、『ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ』のそれに近い。エグザイルの人たちとかはＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ好きそうだもんな…。先に強キャラの名前だけ出しておいて、散々放置したあげくおいしいところでポっと投入するのもＯＮＥ　ＰＩＥＣＥっぽいと思う。あと、ハイローには主人公たちにとての「赤髪のシャンクス」みたいなキャラや、「黒ひげ海賊団」みたいな勢力も登場します。

『マッドマックス』のイメージを勝手に抱いてたのは多分この画像のせい。（これは『THE MOVIE』から）


実を言うとお話的には「何だそれ」みたいな部分も結構あるんだけど、それに目を瞑れるくらいにアクションが凄かったり、展開が熱かったり、キャラクターが魅力的だったりする。特に衣装・小道具やロケ地は、各勢力ごとの世界観をチープなものにしないために、死ぬほど凝っているので細かいところを追っているだけでも楽しいです。無名街（上に書いた、流星街みたいなスラム街）なんてよく作ったなと思いますよ…。完全にスプラトゥーンのステージみたいになってる街で、バルクールを取り入れた戦闘をするシーズン１の第六話には度肝を抜かれた。

『END OF SKY』は最終章となる『HiGH & LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』に向けて、話の風呂敷がどんどんデカくなっていく一本でもあるので、できればこれ単体では観ずに、ドラマ版からコツコツ観て欲しい。

僕です。今年は映画を沢山観て、色んなロックフェスに行った年でした。音楽とか小説は全然新しいのに触れられなかったので、来年はそこんとこどうにかしたい…と思ってまずはＡＷＡに登録した。旅行のほうはアジア中心に何カ国か回れたので、来年も最低一回、できれば二回は海外行きたいところです。それでは２０１７年に読んだり観たり体験して面白かったものを紹介したいと思います。去年のベストはこちら↓

１０位　長井龍雪・監督『機動戦士ガンダム　鉄血のオルフェンズ』
９位　津田尚克・監督『ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない』
８位　Canon『Powershot G9X』
７位　甘詰留太『ナナとカオル』
６位　原作・森高夕次　漫画・アダチケイジ『グラゼニ　東京ドーム編』
５位　アサイ『木根さんの一人でキネマ』
４位　BABYMETAL『METAL RESISTANCE』
３位　石田敦子『球場ラヴァーズ　３−２（フルカウント）』
２位　山田尚子・監督『聲の形』
１位　庵野秀明・総監督『シン・ゴジラ』

１０位　タイカ・ワイティティ監督『マイティ・ソー／バトルロイヤル』

マイティ・ソー バトルロイヤル　通常版　パンフレット　　タイカ・ワイティティ 監督 クリス・ヘムズワース, マーク・ラファロ, トム・ヒドルストン, ケイト・ブランシェット,

• 出版社/メーカー: マーブル
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今年もマーベル・シネマティック・ユニバースの映画には楽しませてもらった。『ドクター・ストレンジ』も『スパイダーマン・ホームカミング』も良かったけど、一番爽快だったのはコレ。アベンジャーズの中でも、アイアンマンやキャプテン・アメリカのような内省が多いキャラを省いたら、バカばっかりでコメディに振り切ったお祭り映画になりましたという感じ。正確にいうとバナー博士（ハルク）は違うんだけど、周囲の奴らに振り回されて苦労ばかりしているタイプのコメディ登場人物になってしまった。個人的にはソーがBIGBOSS化したのも見所でした。

９位　赤松健『UQ HOLDER!』

ＵＱ　ＨＯＬＤＥＲ！（１５） (週刊少年マガジンコミックス)

• 作者: 赤松健
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2017/11/09
• メディア: Kindle版
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赤松健先生の作品、ことごとくメディアミックスに恵まれないのが本当に不憫だと思う。ていうか赤松先生自体がめちゃくちゃ偉大な人なのに、なぜオタク業界でもっともてはやされないのかがわからない…。名実ともに『魔法先生ネギま！』の正統続編になってしまった本作は、『ラブひな』も含めた赤松作品をスターウォーズ並の一大叙事詩に編成していく大作なので、あの頃『ラブひな』や『ネギま！』に夢中になったオタクは全員読むべきなのではと思う。まあ、世界線が枝分かれしたほうのうち、バッドエンドになってしまった方の話をなぜやるのか、という疑問はあるものの…。今年は赤松健原画展や本作のアニメ化などもあり、赤松先生の画業２０周年にふさわしい集大成的な年でした。

８位　pha『ひきこもらない』

ひきこもらない

• 作者: pha
• 出版社/メーカー: 幻冬舎
• 発売日: 2017/06/22
• メディア: 単行本
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今年になって、元「日本一のニート」と呼ばれていたpha氏の著作をまとめて全部読んだ。ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』が話題になったのがきっかけだった。本書を読む前に『ニートの歩き方』や『しないことリスト』といった著者の過去作も読んで、京大卒後数年サラリーマンをやった後に会社を辞め、シェアハウスを運営したり、本を書いて有名になったり、何もしないをしてたりしている著者のバックグラウンドを知っておくのがオススメ。長時間じっとして同じことをするのが苦手だったり、肉体的・精神的にすぐ疲れたり、対人口頭コミュニケーションが苦手だったり、というような点でも著者には共感を覚えた。そういう人が見つけた、世の中とある程度折り合いをつけながらも、自分が無理なく生き延びるためのオルタナティブな方法論というのは、例えそのまま使えるものでなくとも非常に面白く感じた。なお本作については「ひきこもりひきこもり言ってるけど実はひとりでふらっと外出するのとか結構好きで、サウナの名所だけが目的で名古屋に行ったり、小笠原諸島に船で渡ったけど特に一ヶ月間何もしないをしてきた」話などが書かれてます。

７位　永田カビ『一人交換日記』

一人交換日記 (ビッグコミックススペシャル)

• 作者: 永田カビ
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2016/12/10
• メディア: コミック
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『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』著者のエッセイ漫画（出版されたのは１６年末だけど）。自分は福満先生とかカラスヤ先生とかの漫画が大好きなので、この人はテン年代最後のダウナー系エッセイ漫画家だと期待してます。割と徹底的に自分がなぜダメになっているか考え抜くタイプの人だけど、「原因はわかるんだけどダメなもんはダメだぜイエ〜イ」みたいに落とすのは嫌いじゃないです。新刊待ってます。

６位　上村泰・監督『幼女戦記』

幼女戦記 1 [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
• 発売日: 2017/04/26
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今年、テレビアニメは結構不作だったと（個人的には）思うんだけど、その中で一番面白かったのは本作。第一話ラストで主人公（現代のエリートサラリーマンが転生して幼女軍人になった姿）が狂気の笑みを浮かべてからタイトルロゴに移るところ、久々に震えた。飛行できるタイプの魔法使いが実際に兵士として軍事的に運用できたら…という仮想戦記として楽しめる側面もあるので、情報量が多くて絵がめっちゃ上手い漫画版のほうもオススメです。巻中で主人公役の悠木碧さんがインタビューに応えていて、「作中の男性キャラで付き合うとすれば？」みたいな質問から展開して「浮気されるんだったらバレずにやってくれれば問題ない」みたいな回答しててお前イメージ的にそれで良いのかと思った。

５位　エドガー・ライト　監督『ベイビードライバー』

ベイビー・ドライバー(初回生産限定) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2018/01/24
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今年話題になった洋画だと、『ダンケルク』も『ラ・ラ・ランド』もウーン別に…って感じだったけどこの映画はすっげー刺さったんだよね。前半はレトロデバイス（iPod classic）で音楽聴きつつ街中を踊りながら歩く〜、みたいな感じでオシャレ映画かと思わせておいて、後半は銃で撃つ・車で轢く・爆発に巻き込んで殺すなどのダイハードな暴力をやっていてその落差も快感でした。同じ監督が去年撮ったマーベル・シネマティック・ユニバースの一作品でもある映画『アントマン』もすげー面白かったから観ろよ観ろよ。

４位　森アーツセンターギャラリー『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊〜1980年代、伝説のはじまり』

週刊少年ジャンプ オールスターカードコレクションVOL.1 BOX 「週刊少年ジャンプ」50周年記念展 ジャンプ展

• 出版社/メーカー: バンダイ
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今年はあんまり企画展の類には行かなかったんだけどこれは凄くよかった。全三部構成の第一部なので、時代でいうと創刊から８０年代後半（ジョジョで言うと二部）まで。名前くらいしか知らない作品もあれば、これなら自分でも知ってるってのもあり、来年開催されるVOL.2とVOL.3への期待が高まる。VOL.2で『るろうに剣心』がなかったことにされるんじゃないかとヒヤヒヤしてたけど、最近の本誌広告を見た限りではそんなことなさそうでよかった。個人的には本宮ひろ志が参院選に立候補しようとして、いつものノリで田中角栄に会いに行こうとする漫画がめっちゃ読みたくなりました。

３位　Re:animation 10（＠お台場潮風公園）＆　Re:animation 11（＠新木場ageHa）

Re:animation Presents Re:BOOTS Legendary Animesong Remixes

• アーティスト: オムニバス,奥井亜紀,The LASTTRAK
• 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
• 発売日: 2016/07/06
• メディア: CD
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いまや日本最大級となったアニソンクラブイベント、Re:animation通称「リアニ」。数年前からナンバリングのイベントは欠かさず行ってるけど、今年は夏にお台場潮風公演で2DAYS、冬には新木場ageHaで入場無料で開催するなどスケールが天元突破してきた感があります。次はどこでやるんだろ…。主催の人たちこれからも頑張っていって欲しいし、アニメ好きで都内へのアクセスが容易な人は一度で良いから行ってみて欲しい。

２位　DelightWorks『Fate/Grand Order』

Fate/Grand Order -First Order-(完全生産限定版) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: アニプレックス
• 発売日: 2017/03/29
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Fate特化で完全にガンダム級のコンテンツビジネスと化したタイプムーン。自分も特に今年前半はかなりの時間をこのゲームに割きました。欲しいキャラをガチャで引きたいとか、レベルMAXまで育てたいとか考え始めると時間とお金を無制限に喰っていく人類悪の如き娯楽なので、個々人が上手い付き合い方を見つけたほうが良いと思う…。とはいえ第一部最終章は久々にゲームやってて感動で泣いたので（今まで戦った敵が味方になるところと、ラスボス戦でOP曲が流れるところ）、希有な体験をさせてくれたゲームだと思ってます。いったんは完全に引退したものの、今度第二部が始まるらしいのでアカウントを復旧できないか試してるところ。

１位　久保茂昭・監督『HiGH & LOW THE MOVIE2/END OF SKY』

【映画パンフレット】ＨｉＧＨ＆ＬＯＷ　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　２　 END OF SKY　通常版

• 出版社/メーカー: 松竹
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今年の秋にハイローにドハマりして、Huluでドラマのシーズン１＆２を一気観したあと映画版も配信等で立て続けに観て、最高のテンションで劇場で観られたのが『END OF SKY』だった。詳しい感想は一個前のエントリで語ってるのでそっちを読んで欲しい。なお、１１月に公開された完結編である『HiGH & LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』のほうは、



という感じでした（『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』にも似たような感想を抱きました）。

良いお年を。